空撮機設計製作日記 用語辞典

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内容更新日:2006.07.18.
レイアウト更新日 : 2016.04.24.




e/g
 エンジン。 "engine" の省略形。設計の世界の専門用語?

アスペクト比
 翼の細長さを示す数値。アスペクト比が大きいほど、翼は細長い。翼幅の自乗を翼面積で割って求める。アスペクト比が大きいと同じ揚力を発生している時の抵抗が小さくて済み、滑空比が良くなるのでグライダーの翼は細長い。一方アスペクト比が小さいと同じ翼面積を持ちながら翼幅が小さくなり、横の運動(ロール)が素早くなるので戦闘機の翼はズングリしている。

安定 (stability) [静的安定 (static stability)・動的安定 (dynamic stability)]
 安定には静的安定と動的安定がある。静的安定とは、飛行機が揺れて姿勢が崩れた時に姿勢を直す力が働くことである。逆に姿勢を崩していく場合は、静的に不安定であると言う。一方静的に安定でも、姿勢を直す力が大き過ぎると揺れ幅を大きくしてしまう。揺れながらも揺れ幅を小さく、つまり姿勢を直す能力があるかどうかを動的安定と言い、姿勢を崩していく場合は、動的に不安定であると言う。飛行機は、静的にも動的にも安定である必要がある。静的安定を示す指標として尾翼容積が、動的安定を示す指標として減衰係数がある。



減衰係数 (damping coefficient)
 動的安定を示す指標。尾翼に関係する減衰係数は、次式で表される。



尾翼容積 (tail volume)
 静的安定を示す指標。尾翼に関係する尾翼容積は、次式で表される。



ペイロード (pay load)
 一度の飛行で有料で載せる荷物、あるいは飛行目的となる搭載物の想定合計重量。旅客機で言えば旅客とその荷物の重量を言う。燃料重量は含まれない。当機ではカメラ、または各種測定機器の重量。

翼幅荷重 (span loading)
 飛行重量を主翼幅の自乗で割った値。グライダーにおいては沈下率(単位時間当たりに失う高度)に直接影響する。パワーを持った機体の場合は、パワーによる上昇率から沈下率を引いたものが実際の上昇率になる。パワーに余裕のある機体では翼幅荷重はさほど気にする必要はないが、パワーの小さい機体(モーターグライダー等)では設計上の大きな要素となる。沈下率は滑空比とは別で、同じ滑空比でも飛行速度が速ければ沈下率は大きくなる。(沈下率=飛行速度/滑空比:グライダー)

翼面荷重 (wing loading)
 飛行重量を主翼面積(揚力を発生する翼の面積)で割った値。飛行速度に直接影響し、特に着陸速度は航空機にとっては大きな要素となるので、要求される着陸速度から翼面荷重の設計値を逆算する場合も多い。戦闘機等では最大速度が重要な要素となり、翼面荷重を大き目にとる傾向がある。